合宿免許の卒業までの最短日数や平均期間、合格率を解説

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合宿免許の卒業までの
最短日数や平均期間、
合格率を解説

合宿免許の卒業までの最短日数や平均期間、合格率を解説

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合宿免許の卒業までの最短日数や平均期間、
合格率を解説

短期間で運転免許が取得できることで人気の合宿免許。
でも、実際にどれだけの日数が必要なのか︖ 誰でも免許が取得できるのか︖ と気になる方も少なくないはず。
このページでは、合宿免許への参加を検討している方に、合宿免許の卒業までの最短期間や合格率、そして、最短で卒業するための方法などを解説していきます。

目次

1. 普通免許の種類

ここでは、合宿免許に参加する方の多くが普通免許に取得を希望することから、普通免許を例に説明します。
普通免許には、AT 限定免許と MT 免許、二種免許という3つの種類があります。

普通免許の種類①|AT 限定免許

普通車 AT 限定免許は、普通車の中でも、オートマチック車(AT 車)に限定して運動可能な免許です。
オートマチック車の運転は、マニュアル車(MT 車)と違って、クラッチペダルがなく、アクセルとブレーキの操作だけで運転できるため、比較的簡単に習得することができます。
発進時や坂道でのエンジンストップの心配がないことから、現在普及している車のほとんどが AT 車です。
また、AT 限定免許は、MT 免許と比べて習得すべきことがやや少ないため、MT 免許よりも教習期間が短く、料金も安く設定されています。
そのため、とりあえず普通免許がほしい方や、少しでも早く運転免許を取得しなければならない場合には、AT 限定免許がお勧めです。
あとから MT 車を運転したくなった場合は、AT 限定解除の教習を受けることで、MT 車も運転できるようになるので、特に心配する必要はありません

普通免許の種類②|MT 免許

普通車 MT 免許は、クラッチ操作が必要なマニュアル(MT)の普通車を運転するのに必要な免許です。
MT 免許と AT 限定免許の教習における最も大きな違いは、クラッチ操作の有無です。
クラッチ操作は、MT 車の発進時や変速時に必要な操作で、上手く操作できなければ、エンジンがストップしてしまう、いわゆる「エンスト」を起こしてしまいます。
クラッチ操作には、慣れやコツが必要ですが、意のままにクルマを操る楽しさ、ドライビングフィールを味わえるのは間違いなく MT 車で、それが「クルマ好き」の方に好まれる理由でもあります。
MT 免許の教習は、AT 限定免許よりも習得すべきことが多いため、教習時間もやや長く、費用も高めに設定されています。AT 限定免許よりも難易度が高くなるので、教習延長になってしまう可能性もやや上がります。
とはいえ、企業の営業車などには、今でも MT 車が使われていることがあるため、場合によっては、仕事上で必要に迫られることもあり得ます。
MT 免許を取得しておけば、MT 車でも AT 車でもどちらでも運転できるので、将来的な利便性を考えるのであれば、MT 免許をお勧めします。

普通免許の種類③|二種免許

二種免許とは、タクシーやハイヤー、運転代行など「運賃をもらって、お客様を輸送する」旅客輸送に必要な免許です。
通常、私たちが、一般的な目的で公道を走るために必要な免許は、「一種免許(第一種運転免許)」。
旅客業務で普通車を運転する場合には、「普通二種免許(第二種普通自動車免許)」が必要になります。
取得条件も、AT 限定免許や MT 免許などの一種免許とは異なり、普通二種免許の場合は、一種免許の免許期間が通算3年以上で、満 21 歳以上の方が対象になります。
また、身体的な条件も異なっていて、視力は、両眼で 0.8 以上かつ片眼でそれぞれ 0.5 以上、そして、深視力検査で誤差 2cm 以下など厳しく設定されています。

2. 合宿免許の卒業までの最短日数

合宿免許を卒業するまでの最短日数は、普通車 AT 限定免許で 14 日間、MT 免許で 16 日間です。
ただし、各教習所で設定されている休校日などの有無によって、実際の最短期間が異なる場合があります。
たとえば、休校日が週 1 日ある場合、期間中に休校日を 2 回またぐことになるので、2 日プラスすることになり、最短期間は AT 限定免許で 16 日間、MT 免許だと 18 日間という計算になります。
また、そのほかにも、仮免許発行機関の休日を挟んでいたり、教習所によっては、修了検定や仮免学科試験、卒業検定の実施曜日が決まっている場合もあります。
実施曜日が指定されている場合は、必要な教習をすでに受け終わっていても、指定日まで待たなければならず、最短期間で卒業することができなくなってしまいます。
最短日数での卒業を目指す場合、このポイントを理解して、合宿スケジュールを確認してから申し込む必要があります。

免許種別の最短期間
希望する免許種別 先行して保有している免許 最短日数
普通車AT限定免許 なし・原付 13泊14日
普通車MT免許 なし・原付 15泊16日
普通車二種免許 普通車MT免許 7泊8日
準中型5t車限定MT免許 6泊7日
その他の上位免許 6泊7日
合宿免許の教習スケジュール例(普通車 AT 限定免許)

普通免許の教習カリキュラム

第一段階︓技能教習 12 時限 / 学科教習 10 時限 ※MT 免許は技能教習 15 時限
第二段階︓技能教習 19 時限 / 学科教習 16 時限

教習カリキュラム

    • 入校・適性検査

    • 教習・第一段階

    • 修了検定

    • 仮免許学科試験

    • 仮免許証交付

    • 教習・第2段階

    • 卒業検定

  • 卒業証明書交付

教習所

  • 本免許学科試験

  • 運転免許証交付

運転免許センター

普通車AT限定免許の教習スケジュール例

1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 10日目 11日目 12日目 13日目 14日目
朝食
1時限 学科 学科 応急救護
2時限 学科 学科 技能 学科 修了検定 学科 学科 技能 技能
3時限 集合 学科 学科 技能 学科 学科 学科 卒業検定
4時限 入校手続 技能 技能 仮免学科試験 技能 技能 学科 技能 技能
昼食
5時限 適性検査 技能 技能 技能 技能 技能 卒業式
6時限 入校説明 技能 技能 学科 技能 学科 技能 技能 技能 学科 技能 解散
移動
7時限 学科 技能 技能 技能 技能
8時限 技能 学科 技能 学科 学科 技能
9時限 技能 技能 学科
10時限 学科
夕食

※横にスクロールしてご覧ください。

一日に受講できる最大時限数(技能教習)

第一段階︓技能教習 2 時限まで / 学科教習 3 時限まで
第二段階︓技能教習 3 時限まで / 学科教習 限定なし

【第一段階】

1日目は、入校手続きと適性検査の後、すぐに学科教習と技能教習がスタートします。
1日に受講できる最大時限数が法令で定められており、第一段階では技能教習が最大2時限、学科教習は最大3時限までで 6日目まで進んでいきます。
7日目に、仮免許取得のための修了検定および仮免許学科試験が実施されます。

【第二段階】

仮免許を取得すると、第二段階は路上教習です。
第二段階(8日目)から、1日に受講できる時限数が増えて、技能教習が最大3時限になります。
学科教習では、11日目に応急救護処置なども実施されます。
そして、14日目に行われる卒業検定に合格すれば、卒業。
卒業後、運転免許センターで学科試験を受けて合格すれば、運転免許証が交付されます。

普通車AT限定免許 最短で13泊14日で卒業可能

普通車MT免許 最短で15泊16日で卒業可能

※各教習所によって最短期間が異なるので、必ず確認してから申し込みましょう。

合宿免許の最短期間|なぜ MT 免許の方が長いのか︖

普通免許でも、AT 限定免許と MT 免許とでは、卒業までの最短期間が異なっています。
普通車の MT 免許を取得する場合、第一段階の技能教習が AT 限定免許より 3 時限だけ多くなっています。
教習の第一段階では、一日に受講できる技能教習が2時限までとなっていることから、MT 免許の場合は、AT 限定免許より2日分だけ長くかかるわけです。
これが、MT 免許が AT 限定免許より2日間多く必要になる理由です。

合宿免許の最長期間|延長したらどうなる︖

合宿免許の最長期間は、1 ヶ月程度が目安になります。
合宿免許でも、通学教習と同様に 9 ヶ月以内に教習所を卒業すればよいことになっています。
しかしながら、合宿免許の場合、当初予定されていたスケジュールを超えてくると、宿泊費や検定料金など追加費用が多くかかってしまうこともあり、長くても 1 ヶ月程度が目安になってきます。
予定されていたスケジュール期間を超えて、延長教習になった場合は、各教習所によって対応が異なります。

①合宿プランに「延長保証」が付帯していて、1~3 日程度の延長教習であれば、追加費用が発生しないケース。
②合宿プランに「卒業保証」が付帯していて、卒業するまで追加費用が一切かからないケース(延長日数の上限あり)。
③卒業日から1~3 日程度延長してしまったところで、一旦帰宅して再入校手続きを行うケース

そして、1ヶ月を過ぎてしまった場合には、合宿免許から通学教習に切り換えて、自宅から通える教習所に転校するケースがほとんどです。

3. 最短卒業の合格率|むずかしい︖最短卒業できない理由とは︖

最短卒業の合格率|むずかしい︖最短卒業できない理由とは︖

合宿免許を最短で卒業できる確率、つまり、延長教習せずに卒業できる確率は、普通車の AT 限定免許で約 90%、MT 免許でも 80~90%です。
かなり高い合格率といってもよいデータですが、一方で、少ないながらも最短合格できなかった人たちもいます。
なぜ最短合格できなかったのか︖ その理由を解説します。

最短卒業できない理由①|検定で不合格になる

ほとんどの教習所では、検定は1日1回のみの実施です。
教習所によっては、2~3日に1回だけというところもあります。
そのため、検定で一度不合格になると、次回検定まで最低1日、場合によっては、2~3日は待たなければなりません。
さらに、教習所の休校日や仮免許発行機関の休日が挟まれば、さらに待機する日数が増えてしまいます。
また、最短卒業を目指す上で、特に注意しなければならないのが仮免許学科試験。
仮免許学科試験の不合格が一定の回数(ほとんどの場合は3回)に達すると、教習生の住民票がある地域の運転免許センターで学科試験を受け直し、合格してから教習所に再入校することになっています。
再入校についても、教習所から指定される日程に従う必要があり、免許取得までの道のりが、さらに長くなってしまいます。

最短卒業できない理由②|体調不良や寝坊など自己管理不足

合宿免許では、予定されていた教習を欠席や遅刻してしまうと、そのあとの教習スケジュールが遅れていき、卒業日も後ろにズレ込んでいきます。
合宿免許で教習を欠席あるいは遅刻する理由は、ほとんどが体調不良や朝寝坊です。
教習を 1 回遅刻・欠席したことによる延長日数は、1~3日程度になります。
さらに、遅刻・欠席による延長の場合、追加料金や予定再調整料金などの費用が発生します。
また、はじめて訪れる場所のため、一日目の入校式に遅刻するケースも見られます。
この場合、当日の入校が認められない可能性もあるので注意が必要です。

休校日が設定されている

合宿免許のスケジュールには、教習所の休校日が挟まっている場合があります。
教習所の休校日には、教習や試験が実施されないので、教習生にとっても完全な休日になります。
そのため、自ずと合宿期間が長くなってしまい、「最短日数での卒業」というわけにはならないのです。
また同様に、仮免許発行機関の休日をまたぐ場合も、足止め状態になってしまいます。
ただし、教習所の休校日や仮免許交付機関の休日によって合宿期間が長くなる場合は、宿泊料金などが余計にかからないように保証されていますので、どうぞ安心してください。
最短期間での卒業を目指す方は、空き確認やお申し込み時に、入校日と卒業日を確かめるなどして合宿日数を確認するようにしましょう。

4. 合宿免許を最短日数で卒業する方法

合宿免許を最短日数で卒業する方法

合宿免許を延長することなく最短卒業する確率は、普通車の AT 限定免許で約 90%、MT 免許で 80~90%です。
運転免許を最短で取得するためには、スケジュール通りに着実に教習を受けて、各検定を確実にクリアしていくことが大前提となります。

最短日数で卒業する方法①|教習内容を積極的に学ぶ

学科教習で学ぶ道路交通のルールや常識・マナーは、仮免許学科試験はもちろん、本免許取得のための運転免許学科試験にも共通しています。
そして、何より実際に運転する際には、交通ルールや運転の常識・マナーを理解して覚えている必要があります。
試験のためだけと思わずに、疑問に思うことがあれば、指導員に必ず質問して、わからないことが一つも残らないように、確実に身に付けていかなければなりません。
技能教習では、はじめて学ぶ運転操作や技術ばかりで、慣れるまでは戸惑い、疲れてしまうことも多いかしれません。
しかし、これらもすべて修了検定と卒業検定につながるものです。
当然、実際に路上を運転する際には、すべて理解して身に付けておかなければ、あなただけでなく、周囲の人々の生命に関わります。
合宿免許には、毎日集中的に運転できるという、通学教習にはない大きなメリットがあります。
この大きなメリットを活かして、毎日の教習の中で集中して運転操作と技術を習得することが大切。
少しでもわからないことがあれば、指導員に積極的に質問して、運転感覚やコツを身に付けていきましょう。

最短日数で卒業する方法②|自己管理を徹底する

学科と技能いずれの教習も、欠席や遅刻をしてしまうと、その後の教習スケジュールに大きく影響します。
合宿期間中は、慣れない環境ということもあって、常日頃よりも自己管理が大切です。
規則正しい生活を心掛け、目的意識をもって自己管理に努めなければなりません。
また、合宿免許での教習においては、「時間厳守」が徹底されています。
体調管理だけでなく、時間の管理方法についても、あらかじめ気持ちを引き締めておいても損はありません。
一回の遅刻や欠席で、卒業が遅れるだけでなく、追加費用の発生にもつながるのですから。
自己管理の徹底は、最短期間で卒業するための最重要ポイントと言っても言い過ぎではないのです。

最短日数で卒業する方法➂|合宿スケジュールを確認してから申し込むこと

合宿免許を利用すれば、普通車の AT 限定免許で 14 日間、MT 免許で 16 日間という最短期間で卒業することができます。
しかし、各教習所の休校日や仮免許発行機関の休日などが、合宿期間内に挟まっていると、せっかくスムーズに教習スケジュールをクリアしても、「最短日数での卒業」を叶えることはできません。
最短日数での卒業を目指すためには、空き確認や申し込み時に、必ず入校日と卒業日の合宿スケジュールを確認するようにしましょう。

5. まとめ

まとめ 合宿免許の卒業までの最短日数を解説

最後にこのページのおさらいをします。

  • 1. 合宿免許で卒業までの最短日数は、普通車の AT 限定免許で 14 日間、MT 免許で 16 日間。
    ただし、合宿期間中に、教習所の休校日などが挟まると、最短期間での卒業ができなくなるので、申込み時に合宿スケジュールを確認しましょう。
  • 2. 最短期間で卒業する確率(合格率)は、普通車の AT 限定免許で約 90%、MT 免許で 80~90%。
    ただし、高い合格率とはいえ、最短卒業できない人もいます。
    最短卒業できなかった主な理由は、体調不良や寝坊による欠席・遅刻による延長でした。
    1回の欠席や遅刻でも、教習スケジュールは後ろにずれ込み、追加費用の発生につながるので注意しましょう。

合宿免許を最短日数で卒業するには、健康管理や時間厳守といった自己管理を徹底し、まじめに積極的に教習を受けることが重要なポイントになります。
簡単そうに思えますが、慣れない合宿生活においては、じつは難しいことなのです。
あとは、申込む前に、入校日と卒業予定日をしっかり確認して、合宿スケジュールが最短期間に設定されているかどうかを確かめることが大切です。

普通免許では、最短日数で卒業する方が 80~90%もいます。
自己管理を徹底し、まじめに教習に取り組めば、何らかのトラブルでもない限り、大幅な延長になる可能性は低いと考えてもよいです。
合宿免許ドリームでは、最短期間で卒業を目指す方のために、経験豊かなスタッフが最適なプランをご紹介いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。

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