合宿免許の視力検査はいつ?タイミングや合格基準、落ちた場合の対処法を解説!

2025.06.02

合宿免許の視力検査はいつ?タイミングや合格基準、落ちた場合の対処法を解説!

「合宿免許の視力検査はどのタイミングで実施されるのだろう?」
「最近、視力に不安があるんだけど、運転免許の視力検査の合格基準ってどれくらい?」
「もし合宿先の教習所で視力検査に落ちてしまったら、どうなるの?」

合宿免許に参加したいけど、免許取得時の視力検査や視力条件について疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、合宿免許における視力検査のタイミングや合格基準、落ちてしまった場合の対処方法まで詳しく解説します。
この記事を読めば、合宿免許の視力検査に関する疑問や不安が解消され、安心して合宿免許に臨めるでしょう。

1.合宿免許の視力検査はいつ実施される?

合宿免許の視力検査はいつ実施される?

合宿免許の視力検査は、一般的に次のいずれかのタイミングで実施されます。
教習所によって実施するタイミングが異なるため、事前に必ず確認するようにしましょう。

  • ① 入校手続き時:入校当日の入校手続き時に視力検査が実施されます。
  • ➁ 適性検査時: 入校当日の適性検査の中で視力検査が実施されます。
  • ➂ 技能教習開始前: 入校当日の技能教習が始まる前に視力検査が実施されます。

2.合宿免許での視力検査の合格基準

合宿免許での視力検査の合格基準

合宿か通学かを問わず、運転免許を取得する際には、定められた基準以上の視力が必要です。
裸眼で基準をクリアできない場合は、必ず眼鏡やコンタクトレンズで矯正する必要があります。
求められる視力の合格基準は、運転免許の種別によって異なります。
ここでは、運転免許の種別ごとに求められる視力の合格基準について解説していきます。

■運転免許の種別ごとに視力の合格基準がある

免許取得の際に実施される視力検査では、それぞれの免許種別ごとに合格基準が設定されています。

  • 原付・小型特殊は、両眼で 0.5 以上、又は一眼が見えない方については、他眼の視野が左右 150 度以上で、視力が 0.5 以上であること。
  • 普通第一種・準中型第一種(5 トン限定準中型)・中型第一種(8 トン限定中型)・大型特殊・二輪免許は、両眼で 0.7 以上、且つ、一眼でそれぞれ 0.3 以上、又は一眼の視力が 0.3 に満たない方、若しくは一眼が見えない方については、他眼の視野が左右 150 度以上で、視力が 0.7 以上であること。
  • 準中型第一種(限定なし)・中型第一種(限定なし)・大型第一種・けん引・二種免許は、両眼で 0.8 以上、且つ、一眼がそれぞれ 0.5 以上であること。

また、視力の検査としては、ほかに色彩識別能力検査があり、赤・青・黄色の識別能力を検査します。

運転免許別/視力検査の合格基準

■視力検査の種類

ランドルト環(Cマーク)

ランドルト環とは、アルファベットのC字型ように環状のマークの一ヶ所が欠けた切れ目の方向を識別することで視力を測定する検査方法です。

三かん法(さんかんほう/三桿法)

遠近感や立体感といった視覚能力(深視力)を測り、運転時に必要な判断能力を評価します。
大型第一種・中型第一種・準中型・けん引・第二種免許の取得時に必要です。
3本の棒を使った奥行知覚の検査方法で、両端の棒を固定し、真ん中の棒を前後に動かし、3本の棒が横一列に並んだように見える瞬間にボタンを押すことで、奥行き認識能力を測ります。
評価方法は、3回検査を行って平均誤差が2センチ以内であれば合格です。

■視力矯正をしている場合

眼鏡やコンタクトレンズで視力を矯正している場合は、事前に申告する必要があります。
検査時には、眼鏡やコンタクトレンズをつけて測定し、合格基準をクリアしていれば合格です。
ただし、運転免許証には視力矯正をしていることが記載され、運転時には必ず矯正器具(眼鏡やコンタクトレンズ)を着用していなければいけません。

★免許条件違反について

視力検査で定められた合格基準をクリアできなかった場合は、必ず眼鏡やコンタクトレンズで視力矯正を行わなければいけません。
運転免許証にも「眼鏡等」と記載され、眼鏡等で視力矯正をしなければ、運転することができないという条件が付けられていることを意味します。
決して教習を受ける際だけの決まりごとではありません。
そのため、運転免許を取得後に、眼鏡やコンタクトレンズで視力矯正をせずに運転をした場合には、「免許条件違反」として罰則処分を受けることになります(道路交通法第 91 条「免許の条件」を根拠とした交通違反)。

「眼鏡等」の免許条件違反の罰則とは

「眼鏡等」の免許条件違反の罰則には、違反点数2点と反則金が科せられます。
この場合の反則金は、次の通り、免許の種別によって異なります。

★「眼鏡等」の免許条件違反の反則金

原付・小型特殊 5,000 円
二輪車 6,000 円
普通車 7,000 円
大型車 9,000 円

レーシック手術などで裸眼の視力が回復した場合はどうなる?

「眼鏡等」の条件が付いている方が、レーシック手術などで裸眼での視力を合格基準以上に回復した場
合は、管轄の運転免許センターや一部の警察署で、条件を外すための限定解除手続きを行う必要があ
ります。
手続きは簡単で、所定の窓口に運転免許証を持参して「限定解除申請書」に必要事項を記入し、視
力検査を受けるだけ。
運転免許証の裏面に「眼鏡等条件解除」と記載され、次回の免許更新時からは表面に「眼鏡等」の記
載がなくなります。
ここで注意したいのは、裸眼の視力が回復した後に、この限定解除手続きをせずに運転した場合、免許
条件違反になり、罰則処分を科されてしまうことです。
裸眼の視力が回復した方は、なるべく早く限定解除手続きを済ませるようにしてください。

3.視力検査に落ちてしまったらどうなる?その対処方法とは?

視力検査に落ちてしまったらどうなる?その対処方法とは?

ここからは「もし視力検査に落ちてしまったら、どうなるのか?」について解説していきます。

■合宿免許の視力検査に落ちてしまったら…

合宿免許では、申込時に視力検査ができないため、現地の教習所に到着してから検査を受けることになります。
そこで視力検査に合格できなかった場合は、残念ながら、教習を受けることが許されません。
定められた合格基準以上の視力になるように、眼鏡やコンタクトレンズで視力矯正しなければいけないのです。
運よく教習所の近隣で眼鏡店やコンタクトレンズ店があればよいのですが、合宿免許の教習所は地方ののどかな場所にあることが多く、必ずしもすぐに購入できるとは限りません。
視力検査で定めれた合格基準をクリアできないとなれば、入校が取り消しになる場合もあります。
その場合は、交通費も自己負担で帰宅することを余儀なくされます。
一方、運よく近隣に眼鏡やコンタクトレンズ店があった場合は、すぐに出向いて購入して来て、視力検査を再び受け、そこで合格基準をクリアすれば、入校が認められます。
ただし、教習所の混雑状況によっては、再検査や入校が先送りになる場合もあることも忘れてはいけません。
なるべく最初の視力検査でスムーズにクリアすることに越したことはありません。

■思わぬ落とし穴?! こんな人が視力検査に落ちている!

本人は視力に自信をもっていても、当日の視力検査で落ちる人がいます。
じつは意外なところに落とし穴があるのです。

①隠れ近眼

一日中、スマホをいじることが多くなった現代社会の生活では、知らず知らずのうちに遠くを見る機会が少なくなっています。
そのため、自分の視力低下に気付いていない人が急増しているのです。
これまで視力に自信があったために、合宿免許の視力検査ではじめて視力低下に気付くというケースが散見されます。
合宿免許の教習所に来てから、焦ることにならないように事前に視力測定をしておきましょう。

➁睡眠不足や疲労が溜まっている

視力は睡眠不足や疲労など体調によって左右される傾向があります。
普段は視力に問題がない人でも、睡眠不足や疲労が蓄積しているときには、いつもと見え方がちがう!ということもめずらしくありません。
このような影響は、深視力の検査でもしばしば見受けられますので、体調を万全にして合宿免許に入るようにしましょう。

4.視力検査に落ちないための事前準備

視力検査に落ちないための事前準備

視力検査に落ちてしまったら、合宿免許での教習を受けることができなくなってしまいます。
視力の低下に自覚のある方や、街中で看板や標識が見えにくいと感じている方は、入校するまでに次のような事前準備をしておくようにしましょう。

■眼科を受診して視力検査を受ける

自分の視力を正確に知るには眼科を受診することを推奨します。
近視だけでなく、乱視の度合いについても正確に知ることができ、検査結果から正しい眼鏡の処方箋を作ってもらうことができます。

■眼鏡やコンタクトレンズで矯正する

科で作ってもらった処方箋を持って眼科店に行けば、より正確な視力矯正をすることが可能です。
コンタクトレンズの場合は、そのまま眼科でコンタクトレンズを購入することも、コンタクトレンズ専門店で購入することもできます。

■十分な睡眠をとって体調を整える

視力は体調に影響を受けやすく、睡眠不足や疲労が溜まった状態だと悪影響を及ぼすので注意が必要です。
普段から十分な睡眠を取り、疲れを取り除いて万全の体調で免許合宿に臨めるようにしましょう。

■疲れ目厳禁!眼精疲労を取り除く

普段からスマホやパソコンを長時間にわたって使用する生活が当たり前になり、知らぬ間に眼精疲労やドライアイになっている人が増えています。
目を酷使し続けていると、短期間のうちに視力低下を招きます。
思い当たる節がある方は、今からでも目を労わるようにしてください。

■視力検査前にスマホなどを見ない

スマホを見る行為は、近い距離を凝視するので自覚しているよりも目に負担をかけています。
そのため、スマホを見ていた直後に視力検査を受けると、思わぬ悪い検査結果を招くことがあります。
合宿に参加する前からなるべくスマホを見る時間を減らして目を労わるようにしてください。
そして、視力検査の直前には、なるべく遠くを見て目を慣らしておくとよいでしょう。

☆支払い方法や支払い期日について不明な点があれば、遠慮せずに合宿免許サイトに確認しましょう。

5. 合宿免許の視力検査は事前準備が大切!

合宿免許の視力検査は事前準備が大切!

今回は、合宿免許における視力検査のタイミングや合格基準、そして、落ちてしまった場合の対処方法について解説してきました。
合宿免許では、実施するタイミングは教習所によって少々異なりますが、入校した当日中に視力検査を実施しています。
運転免許を取得する際の視力の条件は、免許の種別ごとに厳密に決められています。

視力検査に落ちた場合は、眼鏡やコンタクトレンズを着用して合格基準以上の視力に矯正する必要があります。
教習所の近隣に眼鏡店やコンタクトレンズ店があるとは限らないので、眼鏡やコンタクトレンズを調達できなかった場合は、入校が認められず、帰宅することになります。
また、眼鏡やコンタクトレンズを調達できたとしても、教習所の混雑程度によって、再検査が先送りされたり、入校を見送られたりすることもあり得ます。

最初の視力検査でスムーズに合格することに越したことはないのです。
そのためには、事前準備が何より大切。

視力に不安のある方は、事前に眼科を受診して確認しておくことをオススメします。
視力によっては、眼鏡やコンタクトレンズを購入して合格基準をクリアできるように準備しておきましょう。
また、視力は体調の影響を受けやすいので、たとえ視力に不安のない方でも、睡眠不足や体調不良で検査に落ちることがあります。
現地で困らないためにも、事前にしっかりと準備をして、万全の状態で合宿免許に臨みましょう。

混雑具合や予算感、予約のタイミングなど、当サイトの「お役立ち情報」で詳しく解説しているので、ぜひ併せて読んでみてください。

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