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仮免許学科試験とは?落ちたらどうなる?合格対策を徹底解説
前回の仮免技能試験(修了検定)に引き続いて、今回は仮免の学科試験について解説します。
仮免試験には、技能試験と学科試験の2つがあり、まず技能試験に合格しないことには、学科試験を受けることができません。
そして、両方に合格することで仮免許証を手に入れることができるという仕組みになっています。
それでは、仮免の学科試験の概要、出題傾向と対策について詳しく解説していきます。
目次
- 1.仮免の学科試験とは、どんなもの?
- 2.仮免許の学科試験に落ちたら、延長になる
- 3.合格するための5つの必勝ポイント
- 4.短期集中で試験もクリア!【おすすめの合宿免許教習所!】
- 5.この記事のまとめ
1.仮免の学科試験とは、どんなもの?
合宿免許でも、通学教習と同じように学科試験があります。
仮免の学科試験が一体どんなものなのか?とても気になるところですよね。
仮免の学科試験の内容について解説していきます。
1-1. 出題内容と出題形式
仮免の学科試験は、全 50 問で制限時間は 30 分。
出題形式は、〇×形式(正誤選択形式)です。
合格ラインは、50 問中 45 問以上の正解が必要となっています。
合格するには、正答率が 90%以上も必要ですが、出題される内容が、第 1 段階の教習で学んだ範囲内からなので、
学科教習をまじめに受けていれば、決してむずかしいものではありません。
出題内容は、標識・標示の意味、信号の意味、合図のタイミング、追い越しの可否、優先道路、自動車や二輪車の免許制度、一般常識・マナーなどについてです。
基礎的な知識を問うものばかりですが、正確に理解していなければ、正解できない問題が多いのが特徴。
これらの知識は、第2段階や免許取得後に公道を走るときに必須になるのものなので、しっかり身につけておきましょう。
1-2. 出題傾向
仮免の学科試験の出題傾向は、ひっかけ問題が多いことが特徴です。
基本的な問題ながらも、正確な知識や理解が必要で、うっかりミスが許されないという試験です
また、学科試験の問題は、都道府県で作成されるため、地域によって出題傾向が異なるのも特徴。
たとえば、雪の多い地方では、路面凍結などの悪天候に関する問題が多く、都市部では、一般的な交通事情や二輪車の運転に関する問題が多く出題される傾向があります。
2.仮免許の学科試験に落ちたら、延長になる
気になる人も多いことでしょう。
技能試験には合格したのに、学科試験で落ちると、どうなるのか…?
2-1. 再受験で合格しても、延長が決定になる
結論からいうと、学科試験に落ちても再受験が可能です。
しかしながら、落ちると同時に、合宿期間の延長(延泊)が決定してしまいます。
また、「よし、2 回目で合格したぞ!」となっても、同じ日に入校した教習生たちと一緒に卒業できないことがほとんどです。
2-2. 学科試験に3回落ちると、強制帰宅になる
合宿免許では、仮免の学科試験を受けられるのは 3 回まで。
3 回目に落ちると、荷物をまとめて一度帰宅し、地元の運転免許センターで学科試験を受け直すことになります。
運転免許センターでの学科試験に合格したら、再び合宿免許に合流できるようになります。
何としても、1回で合格してしまいましょう。
3.合格するための5つの必勝ポイント
第 2 段階へ進むには、必ず突破しなければならない仮免の学科試験。
合宿期間を延長せずにストレートで卒業するためにも、何とかして 1 発で合格したいところですね。
ここでは、仮免の学科試験対策として5つの必勝ポイントをお伝えします。
どのような対策をすれば、合格レベルにまで達することができるかを詳しく解説していきます。
3-1. 過去問を何度も解くこと
仮免の学科試験対策として、最も効果的な方法は、過去問を何度もくり返して解くことです。
過去問を何度も解くことで、問題の出題パターンに慣れることが大切です。
出題される問題には、独特の言い回しやニュアンスが使われているので、何度も解くことで問題に慣れることができます。
そのなかで間違えた問題があれば、間違えた理由を必ず確認して、正確に理解しておきましょう。
もし正答の解説に納得できない場合は、指導員に質問するようにしてください。
過去問については、過去問集が掲載されている web サイトやスマホアプリがあるので、いくらでも入手することができます。
合宿生活のすきま時間に Web サイトやスマホアプリを使って、くり返したくさんの過去問を解くことで、間違いなく合格レベルに近づけます。
3-2. 効果測定の問題を復習すること
仮免試験を受ける前に、学科教習では「効果測定」と呼ばれる確認テストを受けなければなりません。
この効果測定は、第1段階の学科教習をひと通り受け終えてから、仮免試験に進めるだけの理解度があるかどうかを確認するためのテストです。
じつは、この効果測定は、仮免許学科試験と出題範囲が同じで、出題内容や出題形式まで酷似しているのです。
30 分間で全 50 問を解くというテスト形式も全く同じです。
したがって、効果測定を受ける段階から、効果測定を「仮免の学科試験の模擬試験」と想定して、予行演習として取り組むとよいでしょう。
この効果測定に合格しなければ、仮免試験に進むことができないので、合格しなければならないことは当然です。
それだけでなく、テストで間違えてしまった問題は、必ず復習して徹底的に覚え込み、仮免試験に出題されたときには自信をもって回答できるようにしておきましょう。
3-3. 問題文を最後まで注意深く読むこと
仮免学科試験で出題される問題で、最も特徴的なのが「ひっかけ問題」です。
出題形式は、問題文を読んで、その内容が正しいのか誤っているのかを判断する正誤問題、いわゆる〇×形式になっています。
なかでも文章の途中までは問題のない内容なのに、途中から誤っているというパターンは代表的なものです。
なんとなく読み進めていると、思わずひっかかってしまうという性質の問題です。
仮免学科試験では、文章を最後までじっくり読むことがとても大切。
過去問題をたくさん解いていくことで、「ここがひっかけポイントね!」という具合に的確に判断できるようになります。
それでは、過去問の例題を見ていきましょう。
例題1
赤色の灯火の点滅信号のときは、車は他の交通に注意して徐行により進むことができる。
答えは ✖ です。
解説:「一時停止しなければなりません。 赤色の点滅信号は、一時停止と同じ意味です。」
このように、問題文は、あたかも常に正しい内容が書かれているような顔をしています。
なんとなくサラッと一読すると、なんとなく間違ってしまうように作られています。
〇×形式だからといって、なんとなく読んで、なんとなく回答する人や、知識があやふやな人には得点できないようにしっかり練られた問題が出題されるので、油断は禁物です。
3-4. 「ひっかけ問題」特有の表現に注意すること
仮免学科試験に「ひっかけ問題」が多いことはすでにお話ししてきました。
じつは、ひっかけ問題の「ひっかけ方」にも特徴があり、あらかじめ「ひっかけ方」を知っておくことはとても重要です。
「ひっかけ方」の特徴は、問題文の中で、よく似た単語や数字に置き換えてひっかけてくるというもの。
「ひっかけ問題」に使われやすい出題パターンがあるので、まずはそれを把握しておきましょう。
【 「ひっかけ」に使われやすい問題 】
- 駐停車の禁止位置
- 徐行する必要がある場所
- 緊急車両が近づいてきた時の対応
- 合図を出すタイミング
- 乗車・積載の制限
など
上記の問題のシチュエーションでは、交通ルールが細かく規定されているため、ひっかけ問題に使われやすいのです。
それでは、具体的に例題を見ていきましょう。
例題2
交差点内を通行中に緊急自動車が近づいてきた場合、
直ちにその場で左側に寄り、一時停止をしなければならない。
答えは ✖ です。
解説は「交差点を避けて左側によって一時停車する必要があります。」となっています。
ここでは、「直ちにその場で」がひっかけになっています。
例題3
他の車を追い越すときは、その右側を通行しなければならない。
答えは 〇 です。
解説は「追い抜きは、右折車を追い抜くときは左側を通るときもありますが、追い越しは、車線変更をして他の車を横切って前に出る行為なので必ず右側からになります。」ということです。
ここでは、「追い越す」や「右側」という部分に注意しなければなりません。
このように、しっかり覚えていなければ、混乱してひっかかる可能性があります。
例題4
道路から駐車場などに入る際に歩道や路側帯などを横切る場合、
明らかに歩行者がいない場合でも徐行しなければならない。
答えは ✖ です。
解説では「歩行者がいない場合でも、必ず歩道などを横切る際は一時停止をしなければならない。」とされています。
この問題では、「徐行」と「一時停止」の置き換えが狙われています。
「徐行」や「一時停止」このほかにも、距離(数値)によるひっかけ問題もあります。
このように実際に例題を見てみると、正確に理解して、しっかり覚えておかなければ得点できないことがよくわかるでしょう。
3-5. 時間配分を考えて解いていくこと
仮免の学科試験で、教習生の前に立ちはだかるのは、出題される問題だけではありません。
30 分間で 50 問すべてを解かなければならないという「時間」との戦いがあります。
1 問あたりにかけられる時間が 36 秒なので、一つの問題で悩んだり、迷ったりする時間はないと思ってください。
1 問にこだわるあまりに、50 問すべてを解けきれなかったなんてことは絶対に避けなければなりません。
この試験の合格ラインは、50 問中 45 問以上と高い正答率が求められています。
そのため、時間配分対策としては、まずひと通り迷わず悩まずに回答できる問題だけを解き、即答できない問題は後回しにします。
ひと通り最後まで解き終えたら、次に後回しにした問題に挑んでいきます。
後回しにした問題が多い場合も、1 問だけに立ち止まることはせず、1 問でも多く正解できるように試験全体で 45 問以上正解することを念頭において取り組みましょう。
時間配分対策においても、やはり過去問を使った予行演習がとても効果的。
はじめは、すきま時間に 1 問ずつ理解を深めながら問題に当たっていき、試験日が近くなってきたら、30 分の制限時間を設けて、本番さながらの模擬テストを行うとよいでしょう。
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5.この記事のまとめ
今回は、前回の技能試験に引き続いて、仮免の学科試験について解説してきました。
試験方法や出題形式、出題範囲もあらかじめ分かっているテストなので、いかに事前の試験対策が大切かということがご理解いただけたのではないでしょうか。
そして、試験対策としては、過去問をたくさん解くことと時間配分が何より大切です。
記事中で何度もくり返してきましたが、仮免の学科試験では「ひっかけ問題」が頻出します。
このひっかけ問題対策も、過去問を数多く解いているうちに、ひっかけポイントを見破れるようになります。
そうなれば、実力がしっかりとついてきた証拠。
時間配分対策も、予行演習として模擬テストをくり返しておけば、最後の見直しもできるようになります。
過去問は、ネット上に学科試験の専門サイトやアプリが数多くあるので、容易に入手が可能です。
合宿中のすきま時間に、スマホでポチポチ解くことから始めるとよいでしょう。
仮免の学科試験に落ちると、合宿期間の延長が決まってしまうことを忘れずに真剣に取り組んでください。
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