知っておきたい自動車教習所の期限とは? 運転免許教習の流れとともに解説!

知っておきたい自動車教習所の期限とは? 運転免許教習の流れとともに解説!

合宿免許は、コスパとタイパに優れた運転免許の取得方法です。
とりわけ通学免許よりも早く、最短14 日間で運転免許を取得できるという圧倒的なスピードは大きな魅力。
そのため、その圧倒的なタイパを求めて、毎日多くの方々が合宿免許に申し込まれています。
真面目に教習を受け、体調を崩すこともなく、思わぬアクシデントにも遭わず、スケジュール通りにカリキュラムを進めていけば、最短期間での卒業も可能。
一方で、体調を崩してしまったり、思わぬアクシデントに遭遇したりと、何らの理由によって、スケジュール通りにカリキュラムを進めることができなくなることも、ときにはある話です。
そのような場合には、途中退校や再入学、通学免許への変更など、別の新たな選択を余儀なくされることになります。
そんなときに影響してくるのが、「教習の有効期限」。
一旦、教習や取得活動をストップしても、有効期限内であれば、それまでに受けてきた教習内容を引き継いで、再び教習を受けることができるのです。
この記事では、運転免許教習における「有効期限」を、教習カリキュラムの流れとともにご紹介していきます。


目次


1. 運転免許教習の流れと有効期限

運転免許教習の流れと有効期限

合宿免許では、特に問題がなければ、約2週間で教習所を卒業することができます。
合宿免許の教習期間は、一般的には、普通車AT 限定で最短14 日間、普通車MT なら最短16 日間に設定されています。
また、入学から卒業までの教習カリキュラムは、合宿・通学を問わず、どこの教習所でも共通しています。

教習カリキュラム

入 学 ⇒ 有効期限.1

第一段階

修了検定 ⇒ 有効期限.2

仮免学科試験

↓↓↓

仮運転免許証の交付 ⇒ 有効期限.3

第二段階

第二段階のみきわめ合格 ⇒ 有効期限.4

卒業検定

↓↓↓

卒業証明書の交付(=卒業) ⇒ 有効期限.5

卒 業

◎教習の有効期限

有効期限.1|教習の有効期限:9ヶ月

入学して教習を開始してから卒業(修了)するまでの期間は9 ヶ月までと定められています。
9 ヶ月以内にすべての技能・学科教習を修了しなければなりません。
この有効期限を過ぎてしまうと、それまでに受けた教習は無効となります。

教習の開始日とは、先行学科を受講した日で、合宿免許においては、入学した当日になります。
また、「卒業まで」というのは、厳密には、教習第二段階の「みきわめ教習」を修了するまでの期限を指しています。
合宿免許では、通常、入学から卒業までのスケジュールをほぼ最短で組んでいますので、途中退校などにならなければ、「有効期限」を特に心配することはありません。

ちなみに、教習の有効期限が切れてしまった場合は、それまでに受けた教習がすべて無効になります。
ただし、仮免許証は有効のまま残り、仮免許証の有効期限である6 ヶ月以内であれば、「仮免許証持ち」の教習生として、合宿免許や通学の教習所に再入校することが可能。
その際には、第二段階の最初の教習からスタートすることになります。
第一段階からやり直す必要はありません。

第一段階
第一段階

学科教習:10 時限

効果測定:学科教習内容の習得度を測る試験

効果測定に合格しなければ、「仮免許学科試験」を受験することができません。

技能教習:AT 限定=12 時限、MT=15 時限

教習所の場内コースで運転技能の基本を習得します。
技能教習は、一日2 時限までしか受講できません。
最後に習熟度を測る試験「みきわめ」をクリアすれば、「修了検定」を受けることができます。

修了検定:技能教習の習得度を確認する試験

合格基準に達していれば、第一段階を「修了」したことになります。
⇒仮免学科試験へ

仮免学科試験:第一段階で受講した学科試験の習得度を確認する試験

修了検定に合格しなければ、仮免学科試験を受けることができません。
仮免学科試験に合格すれば、「仮運転免許証」が交付されます。

有効期限.2|「第一段階の修了検定合格(修了証明書)」の有効期限:3ヶ月

第一段階の修了検定(みきわめ)に合格したら、3 ヶ月以内に「仮免学科試験」にも合格する必要があります。
もし、有効期限内に合格できなければ、再び修了検定を受け直さなければならなくなります。

有効期限.3|仮免許証の有効期限:6 ヶ月

仮免許証の有効期限は、交付された日から6 ヶ月間です。
仮免許証がなければ、第二段階の技能教習が受けられません。
有効期限内に、第二段階の技能教習と卒業検定を修了しなければなりません。



関連ページ|仮免学科試験についてお役立ち記事はコチラ!


>>『仮免許学科試験とは?落ちたらどうなる?合格対策を徹底解説』



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>>『仮免試験に落ちると、どうなる?技能試験に落ちる原因と合格対策を解説』

第二段階
第二段階

学科教習:16 時限

学科教習に加えて、応急救護を習う時間もあります。
応急救護については、医師や看護師の免許を保有している方は免除されます。

効果測定:学科教習の習得度を測る試験

効果測定に合格しなければ、最後の「卒業検定」を受験することができません。

技能教習:AT 限定・MT 共通=19 時限

第二段階の技能教習は、教習所の場内コースに加えて、公道の路上コースを使って運転技能を習得します。
仮運転免許証が必須。
最後に習得度を測る試験「みきわめ」をクリアすれば、「卒業検定」を受けることができます。

卒業検定:最終の技能試験。合格すれば卒業。

有効期限.4|「第二段階のみきわめ合格」の有効期限:3ヶ月

第二段階の「みきわめ」をクリアしてから3 ヶ月以内に卒業検定に合格しなければなりません。
教習開始から9ヶ月が過ぎていたとしても、「みきわめ」をクリアしてから3ヶ月以内であれば、卒業検定を受けることができます。
また、たとえ教習の有効期限(9ヶ月)以内でも、「みきわめ」合格の有効期限(3ヶ月)を過ぎてしまっていると、卒業検定を受けることができません。
「みきわめ」をクリアしたら、なるべく早いうちに卒業検定を受けるようにしましょう。

有効期限.5|卒業証明書の有効期限:12 ヶ月

「運転免許証の交付」を受けるには、自動車教習所を卒業した後、住民票の管轄地にある運転免許センター(運転免許試験場)に行き、本試験(適性検査・学科試験)に合格する必要があります。
つまり、自動車教習所を卒業するだけでは、まだ運転免許証を手に入れることはできないのです。
この最後の運転免許センターでの本試験を受けるには、教習所で卒業検定に合格した日に交付される「卒業証明書」を持参する必要があり、その有効期限は12 ヶ月と定められています。
この12 ヶ月の有効期限を過ぎてしまった場合、その卒業証明書は無効になってしまいます。

また、卒業証明書は再発行されないため、運転免許証を手に入れるには、もう一度最初から教習所に通わなければなりません。
教習所を卒業したら、なるべく早いうちに「運転免許証の交付」を受けるようにしましょう。



関連ページ|合宿免許を卒業した後の手続き「運転免許証の交付」について


>>『合宿免許の卒業=運転免許の取得ではない!卒業後に必要な手続きを解説』



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2.この記事のまとめ

まとめ | 知っておきたい自動車教習所の期限とは?

今回は、運転免許教習における「有効期限」を、教習カリキュラムの流れとともに解説してきました。
合宿免許では、あらかじめ教習スケジュールが組まれているため、スケジュールに従って教習を進めていけば、特に問題になることはありません。
しかしながら、思わぬ体調不良やアクシデントによって、教習をストップしなければならない事態や、合宿免許を卒業した後に、すぐに本試験を受けられないケースは決してめずらしいことではありません。
わからないことやアクシデントに遭ったときには、ひとりきりで抱え込まずに教習所の指導員やスタッフに早めに相談するようにしてください。

運転免許教習の有効期限 まとめ

有効期限.1|教習期限:9ヶ月
有効期限.2|「第一段階の修了検定合格(修了証明書)」の有効期限:3ヶ月
有効期限.3|仮免許証の有効期限:6 ヶ月
有効期限.4|「第二段階のみきわめ合格」の有効期限:3ヶ月
有効期.5|卒業証明書の有効期限:12 ヶ月

合宿免許に参加する際には、申し込みから運転免許を手に入れるまでの全体スケジュールを考えて、無理のない計画を立てるようにしましょう。

合宿免許の計画や準備を進める中で、わからないことやお困りごとがあった際には、
わたしたち『合宿免許ドリーム』までお気軽にご相談ください。
『合宿免許ドリーム』は、合宿免許の老舗サイトとして、全国各地の教習所と厚い信頼関係を築いています。
豊富な経験とリアルな情報をもとに、あなたの合宿免許を最後までサポートいたします。

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